単純な場所

sophisticated girl; plain space

初回

休暇の終り。

BSで『地球法廷』をみる。4万発の核弾頭をどうするのかと副題のついたこの番組の、内容自体も興味深かったが、登場し意見を述べる人々の“書斎”に、つい興味がいく。NHKのドキュメンタリによくある手法だが、経歴の紹介をナレーションに例えば自室でコンピュータに向かって著述している様子を写してみせる、あれ。あれが好きでよくNHKスペシャルなんかをみる。

もともと他人のコンピュータのデスクトップや仕事場をみるのが好きなのだ。そこには何かしら英知のようなものが隠されている気がする。自分の会社のプリンタが写ってたりすると、つい頷いていたりしてね。他愛もないことである。

雑誌でも作家の仕事場訪問企画をよく読む。掲載されている写真に見入ってみたりもする。特に使用しているコンピュータをチェックする。Macなんかが写っていると、やはりクリエータはMacだよな、などと暗い劣等感を抱く。Macな人には一生、勝てないような気もする。Rhapsody for Intelが出たら使ってみよう(何に?)などと考えながら、Windowsを使い続ける。

村上春樹はMacらしい。森博嗣さんも、かなりMac。高木芙羽さんもそうである。

例えば矢作俊彦はどうなんだろう?誰か知っていたらメール下さい。救い難い出歯亀である。

まあ、Windowsの人には大して心ひかれないから不思議なものだ。先人が言うように、隣の芝生はあくまで青いのである。

そういえば玄関から外に出なかったな、今日。

Published on: 1997/8/17

Categories: 日々