傷だらけの天使
『傷天』を観る。リメイク版『ミッションインポッシブル』が『ミッションインポッシブル』である必要がないのと同じく、『傷天』もまたリメイクである必要は全くない。
トヨエツは十分に格好良いし、原田知世は圧倒的に素敵である。「さようならっていい言葉だよね」真木蔵人もその存在をアピールした。
にもかかわらず、会話は走ることなく、画面はひたすら貧乏くさい。納得が行きにくいにしても、破綻するほど話の筋が入り組んではいないことが唯一の救いであろう。
大阪をとって一流の阪本順治監督が青森で一体、何をやりたかったのか?
Published on: 1998/3/10
Categories: 映画