帝国
何しろのんびり過ごしているので、ダイエットしようかななどと余計なことを考えたり、何気なくつけたテレビでワイドショーをみたり、まぁ、益体もないことしかせず。
ミュージシャンの葬儀の中継でレポータは明らかに一騒動を期待している様子。将棋倒しが起きて欲しいと言わんばかりのレポートにあきれる。別に偏見ではなくて、そういった真情はやはり自然と伝わるものなのだ。言葉は、特に声を伴って、偉大な力を発揮する。ときおり。
アップル・コンピュータが発売するという「iMac」のデザインに感銘を受ける。やはり SONY でさえ、この境地には及ばない。斬新過ぎて Mac に見えないという憾みはあるにせよ。買わないが。
ビル・ゲイツが業界の大物を率いて、“Windows98 の出荷を妨げるのは業界の生態系を破壊する行為”だとか、ぶち上げたらしい。帝国の臣民としてこんなことを言うのはなんだが、まさに裸の王様。「国家は己の内なる国家を望まない」というテーゼの、傍証というよりはパロディとなっている一連の騒ぎ、第二幕の山場といったところか。誰か止めてやれ。
Published on: 1998/5/7
Categories: 日々