単純な場所

sophisticated girl; plain space

恋はあせらず

結局のところ『恋あせ』をみている自分の心根は、たとえば『水戸黄門』の予定的調和を楽しむそれと、選ぶところがないのだろうな。いやまったく、こちらが赤面するほど古典的な展開。たとえば『正義は勝つ』はそれがパクリであろうとネタが作り込んであったものだが、今は昔。残りの数話で成功と転落と再起という、定食コースを辿りかねない。ベタだなぁ。

というような感慨は勿論『ショムニ』に限って無縁。同じ虚構でも二つ三つ上の階梯をいっているからには、野暮なことは言いっこなしというものである。

Published on: 1998/6/10

Categories: 日々