単純な場所

sophisticated girl; plain space

屍鬼(読了)

故あって永らく放置してあった『屍鬼』を読了。うぅむ、「百年に一度の傑作」とは大げさにしても、かなりの力作であることだけは疑いがない。膨大な人数が出てくるにもかかわらず感情移入を許すキャラクタがないだとか、展開が不自然だとか、エンディングの余韻がいまいちだとか、不満はあるのだけど、これは相性の問題だろうな。

予備知識なしにじっくり読むのが一番。何しろ三千枚の娯楽小説など、そうはないもんね。

Published on: 1998/11/29

Categories: 本