アベ・マリア
ときおり嵐。
雨の中をニューグランドへ。矢作俊彦の読者たるものが、ニューグランドの、しかもバブル的に堕落したスカイチャペルなるロケーションで結婚式の立ち会いなどしてよいものかとも思うが、浮き世の義理とはままならぬものである。
ともあれ生で聴くアベ・マリアはそれなりの感銘を齎す。
で、いわゆる披露宴は身内だけの気安さがあるとはいえ、フレンチのフルコースがサーヴされるその足元を子供が這いずり廻っている状況は、いわば悪夢に近い。都合七人の小悪魔の遊戯場と化したその場所で、それでも黙々と食べ続けて解散。
Published on: 1999/6/27
Categories: 日々