単純な場所

sophisticated girl; plain space

COVERS

実家より宅急便にて、ふぁーびぃ降臨。奇怪な生き物である。人語を解すとか。而して人語を話すとか。

吾が子、大喜びにて此れを飼育す。ふぁーびぃ語なる奇天烈な言語で語らい、不在の神の声を聴くその有り様、心胆を寒からしめるものあり。何しろ、もとより理解が及ばぬ。

そういえば「COVERS」ってのがあったなぁと、「君が代」編曲問題では久しぶり、忌野清志郎らしい態度表明をみることができて何だか奇妙に懐かしい気持ちになる。ポリドールのコメントがまた徹頭徹尾、腰が引けていてこれはこれで面白い。何しろ「国論を二分しているような問題に自ら一石を投じるようなことは」しない方が「適当」と言い切るその言葉に小心が透けるものだから、かえってあげつらう気も起こらぬ。

思えば「COVERS」の時、東芝EMIは発売中止のその理由を明らかにしなかったはずで、こんなところにも企業の体質というのは顕現するものかというのも興味深い。当時はキティレコードがこれを発売したわけだが、今回それが出来る会社があるのかと考えるにつけ、既に渡ってしまったルビコン河の深さを知る。

Published on: 1999/8/17

Categories: 日々