単純な場所

sophisticated girl; plain space

スイッチバック

『スイッチバック』を観る。マイナーな映画を観る愉しみというのは確かにあって、たとえばこの映画がこのような展開をみせるとは神ならぬこの身にどうして分かるだろう。ともあれ、何よりデニス・クエイドか。生まれついてのFBI捜査官といった感じ、懊悩を抱えた様子がまた良い。彼のキャラクタにあわせて作られた物語というフシも実はあって、細かく言うと結構、無理矢理な部分もあるのだが、近年珍しく脇役が映えていることに免じて許す。ダニー・グローバーの、あの鳥類を連想させる眼というのは結構、怖いと、これは昔から思っていたことを再確認。

Published on: 1999/11/23

Categories: 映画