がんばっていきまっしょい
壊れつつ、『がんばっていきまっしょい』を観る。
この日記で再三、貶している典型的な日本映画の特徴を備えながら、まぁ、こういうのもあり。『海がきこえる』を想起させつつ、リズムだけは妙に間延びして、初夏の日の気怠い午後、いや午前という感じも、それが良いところか。海と空と砂浜と、荒んだ心に染み入る舞台も捨て難く、遠くあの日を想い出して落涙してみたり。
田中麗奈の印象的な子供顔は、今や失われて、思えば一瞬のきらめきに近い。
Published on: 2000/3/3
Categories: 映画