大阪
大阪出張。遅い到着だったにもかかわらず、西呑屋あるじとおかみが出迎えてくれる。大阪駅周辺、いわゆる梅田界隈のガラの悪そうな通りの寿司屋で、『ザ・グリード』に登場したと思しき生物の塩辛などを食す。「喰って喰って喰いまくれ」という惹句を思い浮かべ、あれは人間だったが、こちらはたらふく寿司を喰う。ヲタク臭の漂う会話に恐れをなしておかみが帰った後、あるじに連れられ、ディープ梅田のバーへ。
あるじ推奨の酒を飲みつつ、しかし飲めるというだけで酒の味など分からないのだ、闇雲にツマミを注文し、これを喰う。酒のための店で、それでも喰いつつ、例によって他愛もない会話をする。
「事実は真実の敵でござる」といい、僕は事実と若干の考察を述べるのみだが、あるじときたら人に都合の悪いことを伝えたがる悪癖があって、おかげでおかみはご立腹の様子である。いやはや。
Published on: 2000/4/5
Categories: 日々