ジャガーノート

『ジャガーノート』を観る。思い返せば20年ほども昔、テレビでやっていたのを数回観た記憶があって、その時からこれは傑作だと確信していたのだが、今回もその感想は揺るがず。鮮明に記憶していた場面が幾つもあり、余程、強烈な印象を残したと知る。終盤の盛上りも然る事ながら、例えば荒海を往く客船の船窓の外、海面が大きく傾いでいる様子ひとつ、昨今の仮想現実映像にない質感を伴っていてこれに感嘆。リチャード・ハリス演じるファロン隊長の気性も、そのセリフ回しも、まさに適役という感じで実に良し。

Published on: 2000/5/27

Categories: 映画