フェイク!
『フェイク!』を読む。メタミステリとしても酷く歪なこの小説が、書評家を揶揄して洒落になっていないというならば、それこそ洒落にならない。それとも業界の人間には別の読み方があるということか。ミステリ評がこれを黙殺したとして、論じるに足りぬという判断の他、よもや私怨がそこにあろうとは思われぬ。文体の癖が好みにはまったという一点で読了。
世の中にはいろいろな商売があって、企業の危機管理という観点から、緊急記者会見のリハーサルと指導を行うサービスなんてものもある。要るんかいなと思わぬでもなかったが、これは必要だわと実感しつつ雪印会見をみる
Published on: 2000/7/6
Categories: 本