シュリ
甲府まで遠征してUNIQLOでTシャツなどを買い込む。トイザらスを視察、ミスドで今年はじめての氷コーヒーを飲んで帰路につく。途中、緩やかなカーブを抜けざま、脇を掠めた対向車が、後続のトラックに正面から突っ込むのをバックミラーの中に見る。救急車を待つ間、人生を支配するタイミングというものについて考える。
『シュリ』を観る。評判になるのも道理、面白い。ちょうど『亡国のイージス』と同様に、ハリウッド映画の影響が顕著に窺えるとはいえ、そもそもハリウッド映画好きである。何しろ中盤の銃撃戦では『ヒート』を想起し、終盤は『ブラック・サンデー』を懐かしく思い出したものだが、全体として大変、楽しんだ。結末はしっかりアジアンテイストで、こればかりはハリウッドでは許されまいと思いつつ。『ニキータ』が『アサシン』に化けるお国柄である。
邦画ならロングになるところを決して退かないカメラ、一部に不自然なシークエンスが残るとはいえ遅滞のない脚本、その演出をつぶさにみれば、なるほど恐るべし韓国映画という評価も過大とはいえまい。僕の不満といえば、CTXの爆発ってのもえらいショボいやないかと、ただそれだけである。
Published on: 2000/7/22
Categories: 映画