SAS戦闘員
東京出張。朝の6時45分に頼んだタクシーが、10分も早くついて慌ててとびだす。
いわば非常時のために待機するタイミングで席を外し、生じた行き違いに、何だかプロっぽくないと自分に落胆するも、まぁ、そもそもがそう気の回るタイプではないのだ。
ヨドバシカメラなどを巡回し帰宅。
車中、『SAS戦闘員』を読む。ノンフィクションとしては面白い部類に入る。何より題材だけでも勝利は決まったようなものである。『今そこにある危機』の秘密作戦みたいな活動が、実にあっけらかんと描写されていて、現場の人間は自分に直接関係のないことにほとんど関心を示さないという記述に深く頷く。徹頭徹尾、自分の目の高さでしか語らない姿勢はいっそ潔く、好感が持てる。
Published on: 2000/9/6
Categories: 本