アンドリューNDR114
人の顔を憶えるのが苦手なら、数字もまた。しかし結婚記念日であるからには、何をおいても憶えていたというのに、人の顔も数字もよく記憶する配偶者がこれを忘れている。何をか言わんや。
『アンドリューNDR114』を観る。サム・ニールに涙する日が来ようとは。ダミアンを越えて、演じられているのは実に人間の良い部分、近未来にありながら古き良きアメリカ的寛容の体現であって、ロビン・ウィリアムズより、こちらが余程、気に入った。脚本として、やむを得ない欺瞞が気になるといえば気になるが、良く考えられている。
で、まあ、『踊る大捜査線』。今さら否定するのも申し訳ないが、完全版といい、しかし冷静になって観れば観るほどアラの目につく物語というのにも困ったものである。
Published on: 2000/10/7
Categories: 映画