コフィン・ダンサー(読了)
朝一から重い会議に出席の後、新宿へ。
『コフィン・ダンサー』読了。二丁拳銃のベルのキャラクタは秀逸で、ディーヴァーは、いわゆる「キャラをたてる」造形が得意な作家なのだろうが、それも優れて劇画的にというべきで、北上某のように、人間が描けているなどと嘯くつもりは金輪際ない。例によって作者の企みは非常に入り組んでいて、作り過ぎの感すら拭えないが、何しろディーヴァーはもとよりそのような作家なのだから、文句を言う筋合いでもあるまい。何といっても楽しんだことだ。
Published on: 2000/10/10
Categories: 本