単純な場所

sophisticated girl; plain space

タタリ

風邪も完治しないまま、DVDで『タタリ』を観る。キャッスルのリメイクである。ゼメキスの作り物っぽい作風も嫌いではないのだが、感心したのはヴューカムを使った幻視のシーンのみなのだ。顔のないゴーストなど『ジェイコブス・ラダー』に登場したそれと同じだし、コマ送りに写る医師のシーンに至っては不覚にも『リング』を思い出したのであるが、何しろサプライズがないので恐くない。CGを使ったゴースト本体も既視感と共に観たのだが一体、欧米の感性ではあの類いを恐怖と感じるのだろうか。

Published on: 2000/12/10

Categories: 映画