単純な場所

sophisticated girl; plain space

ラブコンプレックス

『ラブコンプレックス』を最終回のみ見る。本来ならば好みというべき、あざとさにもかかわらず、この嫌な感じは何なのか。断じて作り過ぎを指弾しようというわけではない。通底する目新しいともいえないドラマツルギーに奇妙な印象が拭えないばかりである。

テクノロジ関連の一企業として、ウチの会社も例のインパクに参加を表明しているのだが、その企画書も意味不明なら、そもそもインパク自体の正体も不明というべきである。共同放牧場を囲い込み、土地に対する共同権を排除し、私有地を主張したいわゆるエンクロージュアを想起させる、こいつは地主的発想というべきではないか。パビリオンだ開会だといってみたところで、それは既にそこにあるのだから。

Published on: 2000/12/21

Categories: 日々