ワールド・イズ・ノット・イナフ
健康診断。勿論、採血が嬉しかろうはずもないが、腕を縛り血管を探したその挙句、「ここかなぁ」の言葉とともに注射針を突き刺す看護婦とは一体、何なのか。
『ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観る。Qことデスモンド・リューウェリンの退場シーンについては涙なしに観ることはできない。その最後のセリフとあわせ、実に忘れがたい余韻を残した。享年85歳。
本筋については、ソフィー・マルソーの存在感に随分と助けられた展開であり、整理の悪さも感じられてイマイチのれず。デニス・リチャーズの登場も、いかにも唐突なのである。
Published on: 2001/7/17
Categories: 映画