マルコビッチの穴
『マルコビッチの穴』を観る。徹頭徹尾、コミュニケーションの成立しない応酬を描いていて、脚本家はこうしたディスコミュニケーションのあらゆるケースを列挙し、塗り潰すようにしてシナリオに放り込んでいったフシがある。それはそれで大したものだが、やはり強烈なのはジョン・マルコビッチの「心の闇」であり、マルコビッチ集団の存在の前に全ての試みは無力であると、まぁ、平たく言うとそれだけであると、そう思うのである。
職場の飲み会。
Published on: 2001/9/26
Categories: 映画