単純な場所

sophisticated girl; plain space

ZERO

『ZERO』読了。公安警察が題材であり、そもそもエスピオナージュが明るく楽しいはずはないのだが、陰鬱な冬の空のような物語である。緻密な取材が窺える一方、ちらつくどころではないその思想的背景が、どうも浪花節の域を出ていないのはどうしたことなのか。

Published on: 2001/10/11

Categories: 本