単純な場所

sophisticated girl; plain space

密室本

講談社ノベルズに「密室本」と銘打った一連の企画があり、何のことはない、ページ全部が「袋とじ」になっている。本格の愛読者であれば解決編の袋とじに血湧き肉躍った覚えもあろうが、この場合、読者への挑戦どころか目次から袋とじである。開けようとした拍子に破いてしまうこともあって不愉快な仕掛けなのだ。閉じられていればよいというものでもあるまいし、そもそもこの趣旨は一体、何なのだ。

Published on: 2002/5/13

Categories: 日々