トゥルー・クライム、ことの終わり
『トゥルー・クライム』を観る。『ダーティハリー4』で既に十分、苦しかったにも関わらず、自分が制作・監督の映画で今さら女たらしを演じようという気持ちが分からない。
『ことの終わり』を観る。ジュリアン・ムーアが凄みのある演技をしている。グリーン的な世界をうまく映像化していて、よく出来ていると思う。常軌を逸して「いいひと」であるヘンリーは既に理解不能であり、そもそも女の気持ちというものがわからず、主人公について云えば到底、感情移入不可能な身勝手さであって、浮き世離れしたところも何やら名画の風格である。
Published on: 2002/8/20
Categories: 映画