リターナー
『リターナー』を観る。わざわざ指摘するのも気が引けるが『ジュブナイル』に続きタイムパラドックスに喧嘩を売るがごとき筋書きで、例によってこちらは納得がいかない。見かけが地回りなのに、実態は空想的な悪の結社というのもスゴすぎなら、擬態宇宙船など完全に趣味の世界とみえ物語上の意味があるようにはみえず、プロット全体から醸し出される既視感も何しろ監督の趣味という理由しか思い付かないので、画面の前で取り残された格好である。
Published on: 2003/5/10
Categories: 映画