単純な場所

sophisticated girl; plain space

アイデンティティー、ミニミニ大作戦

サンフランシスコからJAL1便で成田へ。機中、『アイデンティティー』と『ミニミニ大作戦』を観る。『アイデンティティー』はそもそも物語の結構にかなりの無理があるので何やら釈然としない後味。いわゆる夢オチに近い結末が現実を放置したままでは徒労感が残ると思うのである。邦題『ミニミニ大作戦』も泥棒ものとしては、ほぼ標準レベルの出来栄え。新型ミニクーパーの走りにはどうやら余裕が窺がえて、一生懸命さでは『ボーン・アイデンティティー』の旧型のそれに及ばない。マーク・ウォールバーグについていえばもともと誠実な感じの足りない人柄であって、全体として観ていて力の入るような映画では全くない。

Published on: 2003/11/15

Categories: 映画