ゴシカ、木更津キャッツアイ 日本シリーズ、マスター・アンド・コマンダー、恋愛適齢期
お昼のJALでニューヨークへ。機中、『ゴシカ』『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』『マスター・アンド・コマンダー』『恋愛適齢期』を続けて観る。
ハル・ベリーがいまさら『ゴシカ』にでる意味がどこにあるのか分からないというのはおくとして、『リング』にインスパイアされたというのがよく分かるつくりであり、何故つくったのかというのもそれ以外に見当たらない映画である。まぁ、いまひとつ。
テレビより頑張っているところがあまりない『木更津キャッツアイ』だが、それなりに楽しんでいるのだから文句をいう筋合いもないのである。当然のことながらオンエア視聴者限定。
『マスター・アンド・コマンダー』は冒頭の戦闘シーンから没入。とにかく力の入る海戦で、物語の神は細部に宿っている。登場する士官候補生が幼少なのは、どうやらナポレオンのせいで人材の畑が荒廃している英国という背景で説明されるらしいのだが、それにしては戦術的な追跡劇にリソースを浪費しているようだというのもあるはあるにして、当の士官候補生ブレイクニーは尋常でなくいい人であり、その聖性の前に疑問は無化される。
さらにいえば、何だってアケロン号はウロウロと付き纏うのかというあたりだが、それを言っては話にならない。
『恋愛適齢期』はキアヌ・リーブスを脇に押しやっているところが正解で結構、楽しめる映画になっている。ジャック・ニコルソンはいつもの役回りで快調。舞台のハンプトン・ビーチは実に優雅な感じである。
ペニンシュラ泊。
Published on: 2004/5/19
Categories: 映画