ラスト・サムライ
で、どうやら風邪を引いたようなので会社は休み。
『ラスト・サムライ』を観る。大陸的な風情の漂う吉野の里は、かつてリドリー・スコットが再構築してみせた日本に通じるところがあって、このテイストはいったいどこから来るものなのかと興味深く。合戦のシーンは戦術的状況をキチンと描いてあって、最後にファンタジーと化すのが惜しいといえば惜しいが、当然のことながら結局は白兵戦という展開にも嘘くささがない。どうでもいいことだが、ガトリング砲がデウス・エクス・マキナとして機能するのは伝統的時代活劇の展開であり、その世嗣としては、まあよくやっているじゃないかと思いつつ。
Published on: 2004/6/4
Categories: 映画