パニッシャー
会社の帰りにワイン、オレンジとシナモンスティックを買い込み、かねて用意の国産レモンを使ってサングリアを仕込む。
『パニッシャー』を観る。こぢんまりと抜けの悪い展開で、アクションは概ねダークヒーローのアジトと悪党の根城で展開するという按配である。主人公が地味めだからというわけでもないだろうが、ジョン・トラボルタ演じる悪役は苦労の多い渡世人でもあって、珍しく小粒。制裁といいつつ、明らかに私怨であり、そもそも司法が機能する様子もないという不思議な世界観で成立しているあたりが、アメコミ的であるといえばいえる。ギターケースを抱えた殺し屋が登場して、エル・マリアッチなら仕込みの銃を取り出してみせるところ、一曲歌って去っていくあたりは結構、気に入った。
Published on: 2005/6/3
Categories: 映画