宇宙戦争
『宇宙戦争』を観る。かなり忠実に原作のストーリーをなぞっていて、対話を試みる神父の挿話がないことが意外なほどなのだが、悠長なエピソードを挟む間もないほどてきぱきと話は展開する。もともと為す術なしという映画が好きなので結構、楽しめた。911後のアメリカの心象風景が繰り返し登場することから物語のテーマは明らかであり、かの国がはじめて持ち得たゴジラであるという評にも納得がいく。判りやすく、ある意味、不遜であるあたりは実にスピルバーグ的なのである。
Published on: 2005/7/12
Categories: 映画