単純な場所

sophisticated girl; plain space

脳のなかの幽霊、ふたたび

東京出張。

車中、『脳のなかの幽霊、ふたたび』を読み終える。全体として非常に明晰な論旨であり、頷きどころも多いのでお得感のある一冊。自由意思にまつわる仮借のない考察の一方、『テンペスト』を引用していたりして、情緒があり何やら格調も高い。われわれは、夢と同じようなものでできている。

養老孟司の解説はゆるい調子でありながら過不足なく、こちらにも感心した。

Published on: 2005/11/4

Categories: 本