ランド・オブ・ザ・デッド
『ランド・オブ・ザ・デッド』を観る。『ドーン・オブ・ザ・デッド』の成功に気をよくした、という訳なのだろうか。しかし本家ロメロの作品なのである。ゾンビが走り回る『ドーン』とは異なり、あくまで正統的にのそのそと歩く。脚本はあからさまに富の二極化した社会を風刺して本家の面目躍如という感じだが、正統とはすなわちステレオタイプの印象でもあって、全体として見どころは少ないようだ。金はそれなりにかかっているのだろうが、そうは見せないあたりもジョージ・A・ロメロといった感じなのである。
Published on: 2005/12/26
Categories: 映画