エコーズ
『エコーズ』を観る。『シックス・センス』と同じ1999年制作。ネタの一部がかぶっており、語り口でいえば当然のようにM・ナイト・マシャランに軍配が上がるわけだが、比較をせずとも設定の無駄の多さはいただけないところ。そもそもかぶっている部分が余剰である、という訳で、どうやらマーケティングの要請からとってつけたような脚本の練りが足りない。ケヴィン・ベーコン演じる主人公が抱える鬱屈やら何やらは投げ出されたまま物語は終わってしまうので、そもそもカタルシスというものが欠けているのである。
Published on: 2006/1/9
Categories: 映画