単純な場所

sophisticated girl; plain space

妖怪大戦争

『妖怪大戦争』を観る。微妙に豪華キャストなのだが、見どころは主演の神木隆之介であろう。話は何となくとりとめがなく、クライマックスは相当にしょうもない(いや、アズキってなんだよ)のだが、特に前半の神木少年の儚さはほとんど人外のものである。三池崇史の関心はこのあたりと高橋真唯のフトモモにしかないのではなかろうか。大沢在昌や京極夏彦はともかく、宮部みゆきが衝撃的な登場をしている。全体として妖怪の造形は、いまひとつ。大人になったタダシがほぼ意味なく登場するというのも切ないねぇ。

Published on: 2006/2/7

Categories: 映画