ダブリン上等!
『ダブリン上等!』を観る。結構な邦題だと思うが、粗暴なコリン・ファレルというよりは目つきの妖しいキリアン・マーフィの映画であろう。アイルランド的に不景気な話で、コメディという割には笑えない。登場人物がレジ強盗であったり、紅茶にブラウンソースを入れて飲んだりするあたり、既にして異次元の話であって、群像劇であるにもかかわらず、感情移入が出来そうなキャラクタが全然、出てこないので、錯綜した話を追うだけでも疲れてしまう。
Published on: 2006/4/13
Categories: 映画