Op. ローズダスト(読了)
たらたらと読んでいた『Op. ローズダスト』を読了。ときおり「無線LANの赤外線」みたいな表現があると戸惑うほど、マニアックで粘着質の文体は嫌いじゃなく、むしろ趣味に合うのだが、クライマックスに亡霊が登場して笑いかける70年代アニメ的な趣向は相変わらずで、こちらは如何なものか。週刊誌連載という出自を割り引いても長く、これまた例によってうだうだとしたところもあるので、そろそろ新境地を目指す頃合いではないかと思うのである。
Published on: 2006/5/3
Categories: 本