単純な場所

sophisticated girl; plain space

捕虜大隊 シュトラフバット BATTLE1

『捕虜大隊 シュトラフバット BATTLE1』を観る。いわゆる懲罰大隊、ということなのだが、大隊はおろか中隊にすらみえない規模なのはおくとして、『バンド・オブ・ブラザース』みたいにマニアックな戦闘描写はないものの、ウオッカを呑んだ後に一言、詠んでみたり、尋問は不条理で辛気臭かったり、なんというか実にロシア的なリアリズムがあって、雰囲気としてはアントニー・ビーヴァーあたりが描くところのバルバロッサ作戦前後そのものといった感じである。物語が進むにつれ冬に向かうわけで、陰影はその濃さを増しそうと思われ鬱。

Published on: 2006/5/15

Categories: 映画