単純な場所

sophisticated girl; plain space

日本沈没

映画にあわせ復刊なった『日本沈没』を読了。30年以上まえの通俗小説であれば古めかしいところもあるのだが、第一部完となるそのラストページのイメージは激しく1970年代っぽくて鮮烈。フランス人の晦渋と同じく、このような虚無が分かち合われていた時代が日本には確かにあったと思うのだが、今は昔。

Published on: 2006/8/1

Categories: 本