単純な場所

sophisticated girl; plain space

プルートで朝食を

『プルートで朝食を』を観る。キリアン・マーフィが全編で性同一性障害の主人公を演じて、余人を以ては換えがたい存在感を放っている。なにしろ足も細い。女装の妙は『トッツィー』以来といってもよいのではないかと思うが、こちらはどうにもままならない人生を背負っているのでコミカルにみえてそう簡単なものではない。“Sugar Baby Love”をはじめとする音楽が、とはいえ前向きな主人公の渡世を描く上でうまく使われている。

西呑屋あるじが『24』のシーズン5を咀嚼する過程でいろいろと惑っているようなのだが(2007/1/4の記述)都合120時間もこのドラマに付き合っておいて何を我に返っているのだと、まぁ、そのように思うのである。青い。

Published on: 2007/1/5

Categories: 映画