単純な場所

sophisticated girl; plain space

デジャヴ

『デジャヴ』を観る。トニー・スコットとデンゼル・ワシントンといえば『マイ・ボディガード』での印象が強いが、本作でもデンゼル・ワシントンを非常にカッコよく撮っているので組みたくなる気持ちも判る。一方、このネタを大まじめに、それらしく作ってしまうトニスコの力技といったら、冷静になればなるほど感心するほかないものである。『フォーガットン』が駄目で何故、本作がOKなのかというポイントは考察に値するであろう。『24』に通じる指令室の万能感を物語的快感の中核に据えた作りであり、情報量の多い画面と重く低く響く音、早い展開のストーリーを楽しむべき映画である、取り敢えずは深く考えずに。それにしたってレーザーポインタのくだりには絶句するけどな。

Published on: 2007/8/18

Categories: 映画