パフューム ある人殺しの物語
『パフューム ある人殺しの物語』を観る。生と死の対照で物語は編まれるが、原作の着想にあまりにも忠実であるがゆえ、香りを映像化することに精力が傾注されており、死の方は何だか冗談のようである。あるいは、それが狙いなのかもしれないが。いつしか、ミステリではなくファンタジーに類する物語であることが判明するのだが、細部が作り込まれているので妙な説得力がある。力作であろう。ダスティン・ホフマンはイタリア人の調香師を白塗りで演じていて、これまたインパクトがある。面白い。
Published on: 2007/11/23
Categories: 映画