NARC
『NARC』を観る。『スモーキン・エース』のジョー・カーナハン監督・脚本の旧作で、アレよりはだいぶ出来がいい。救いがないところはよく似ているにして、寒色の画面は一貫しており作品の雰囲気をうまく表している。レイ・リオッタが境界上の刑事を演じており秀逸。NARCという俗語の多義性をうまく盛り込んだ脚本もよく出来ていて、出世作だというのも納得できる。ジェイソン・パトリックは妙に老けた感じだが、インタビューをみるとそのように役が作られているのである。ちょっと感心した。
Published on: 2008/2/22
Categories: 映画