めがね
『めがね』を観る。『かもめ食堂』は3回は観たというクチであり、何となく同じオーラを放っている当作にも期待はあったのだが、物語の構造自体は前作と全く異なっていて、異界を訪れてやがて同化していく主人公というのが、まるで洗脳されていくみたいにみえたものだから、ちょっと馴染めない。劇中、薬師丸ひろ子が道化を演じている民宿マリンパレスと舞台となっている民宿ハマダの、一体どこが違うのか、よくわからなかったのである。メルシー体操というのも、ちょっと狙いすぎじゃないかねぇ。
Published on: 2008/4/2
Categories: 映画