デス・プルーフ
『デス・プルーフ』を観る。グラインドハウスの例のやつ。構造は精緻に仕組まれていながら、ディテールは猥雑かつ下らないという、あるいは、おそらくはこの調子で物語らせたら、いくらでも話を紡ぐであろうと予感させる手繰り方、まがいものを作りながら固有のヴォイスを感じさせる映画であり、クエンティン・タランティーノはただの映画好きというよりは、天才なのではなかろうかと疑う。カート・ラッセルはスネーク以来の適役。
Published on: 2008/4/19
Categories: 映画