ハプニング
『ハプニング』を観る。『ヴィレッジ』からこっち、毀誉褒貶においてネガティブな意見が勢力を増している気がするM・ナイト・シャマランで、本作においても映画会社との不和が伝えられていたが、好きである。アルフレッド・ヒッチコックのように作中に登場することで知られているが、今回はさしずめ『鳥』であり、パニック・スリラーとしての出来はいいと思う。これでPG-12なのだが、そんなんでいいのというくらいにざわざわと不穏であり、作中は悪夢世界のようだ。何しろジョン・レグイザモが数学教師という世界なのだから、違和感は最初から仕組まれたものである。シャマラン本人は今回は(聴くことの出来ない)声の出演のみという変則技。
Published on: 2009/1/11
Categories: 映画