バウンティー・ハンター
『バウンティー・ハンター』を観る。ジェニファー・アニストンが新聞記者の元妻、ジェラルド・バトラーが元刑事で賞金稼ぎの元夫。事情により賞金首となった元妻との珍道中に警察官による悪事が絡んでくるという粗筋がほぼ全てであって難しいところは何もない。役柄もキャスティングのイメージそのままで、過去の関係を引きずっているキャラクタを何かと当てられるジェニファー・アニストンは気の毒という他ない。そして40を過ぎているようには見えない。
よくある話とはいえ、よくよく考えてみれば賞金稼ぎと警察の不正を題材にしながら、数発の銃弾が飛び交うだけでアクションも流血もほとんどナシ、元夫婦のいがみ合いだけで110分というあたりはすごいといえばすごい。とはいっても、伝統的マッチョという印象のジェラルド・バトラーがジェニファー・アニストンをいびる様子というのは、ミソジニー的なオーラが立ち上って笑うに笑えず、正直言ってちょっとつらい。
Published on: 2010/11/18
Categories: 映画