ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜
『ザ・エッグロマノフの秘宝を狙え』を観る。ミミ・レダーの映画を久しぶりに観た。モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスが帝政ロシアの宝を狙う泥棒、というあたりの設定からしてちょっと時代を感じるのだけれど、画面に漂う雰囲気も1990年代のB級映画という印象で何だかびっくりしたのである。役者としてはそれなりのネームによる陣立てになっているし、ラダ・ミッチェルがヒロインであるあたりも旬を抑えていると思うのだけれど、何だか華がない。結末にはとってつけたようなどんでん返しが用意されているとはいえ、実際のところ意表を突けばよいというものでもないと思うのである。脈絡がない。2009年の製作であるという期待値がなくて、テレビでちょっと観るくらいであればちょうどいいというくらいの出来かもしれない。
Published on: 2010/12/1
Categories: 映画