単純な場所

sophisticated girl; plain space

キス&キル

『キス&キル』を観る。ハリウッドには一匹目のドジョウが捕れる前から二匹目を狙うような企画がときどきあって、原題は『Killers』だけど、こういう邦題をつけたくなるのがよくわかるというくらい『ナイト&デイ』を想起させる。ただし、基本的な設定だけパクってきたので、アシュトン・カッチャーとキャサリン・ハイグルが右往左往しているだけのグダグダな内容になっている。相当いい加減。

キャサリン・ハイグルが世間ズレしていないお嬢様ということになっているのだけれど、この人の持ち味は『グレイズ・アナトミー』のイジーそのものであって、つまり一見、セレブ風と思いきや実は全く異なるという感じのオーラが打ち消しようもなく漂っていて、この役柄には説得力というものがまるでない。

Published on: 2011/5/14

Categories: 映画