単純な場所

sophisticated girl; plain space

幸せの始まりは

『幸せの始まりは』を観る。『恋愛小説家』のジェームズ・L・ブルックスが再び監督・脚本をしていて、主人公の父親の役でジャック・ニコルソンも出演している。ヒロインは久しぶりという感じのリース・ウィザースプーン。ヒロインのボーイフレンドにオーウェン・ウィルソンが配されていて、軽いけど悪くない性格の野球選手を好演している。本能に従って生きるという様子がなかなかにうまくて、神経質な繊細さが入ることのある役柄よりも余程いい。キャストの豪華さはさすがという感じ。リース・ウィザースプーンがソフトボール選手なのも、ポール・ラッドの演じる主人公がトラブルに巻き込まれているのも、実を言ってほとんど関係ないというストーリーで、かなり直球のロマンスになっており、コメディの要素があるにしても「いいひと」が人生と格闘するのを微笑むくらいで、随分とオトナっぽい。

Published on: 2011/8/4

Categories: 映画