単純な場所

sophisticated girl; plain space

ドライブ・アングリー

『ドライブ・アングリー』を観る。意図したわけではないが『デビルクエスト』に引き続きニコラス・ケイジの映画。もとは3Dで上映された映画らしく、絵作りにケバケバしい特徴があって、これは立体視での効果を狙ったものなのだろうけど、結果としてアメコミ調の演出にもみえる。話の方はゴーストライダーを選ぶところがないので、ニコラス・ケイジというのは、つくづくダークヒーローの話が好きなのであろう。

主人公を追うウィリアム・フィクトナーも、カルト教主のビリー・バークも、佇まいだけで役柄の雰囲気を漂わせており、説得力のあるキャスティングでそこそこ観られる。とはいえ、ストーリーはシンプルすぎるほどシンプルで、頭を使うところがほとんどないので101分の上映時間はいささか長い。

Published on: 2011/12/16

Categories: 映画