単純な場所

sophisticated girl; plain space

アウトロー

『アウトロー』を観る。トム・クルーズが元憲兵の流れ者という設定で、相変わらず50歳には見えない役柄を演じているのだけれど、ジョン・ウェイン風のマッチョなキャラクターというのは案外、似合っていて、自分でもトム・クルーズのファンなのではあるまいかという気がしてきた。結構、面白い。

トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーが元軍人が起こした無差別狙撃事件を捜査して真相を暴くという話で、『ミッション:インポッシブル』なら国家を揺るがす大事件となるところがそこまでのスケールはないにして、キャラ立ちのする脚本ですべてはジャック・リーチャーのために奉仕しているし、えらく老け込んだロバート・デュヴァルの役回りもいい感じで、サスペンスというよりヒーローものとして楽しめる。監督と脚本は『ユージュアル・サスペクツ』の脚本をものにしているクリストファー・マッカリーというひとで、ちょっと過剰な要素を持ち込むきらいがなきにしもあらずという印象ではあるけれど悪くはない語り口。

悪役には『ダイ・ハード/ラスト・デイ』でジャック・マクレーンを演じていたジェイ・コートニーが出演している。

Published on: 2013/7/11

Categories: 映画